家業の農園で、知らない人同士が3つある釜戸の火を任された。最初はお互い黙々と自分の目の前の釜戸だけに木をくべる。
火を大きくするには、最初は燃えやすい産毛みたいな枯れ草や葉、割り箸みたいな枝へと順に木を太くしていき、酸素が通る様に隙間を作りながら、一本、一本様子を見ながら投入し、焚き火を作る。
この手順を踏まずに、最初から太い木を入れると、すぐに火が消えてしまう。反対に火がつき始め、焚き火が出来てから木を一気に沢山くべてしまうと、突然火を噴き大惨事になる。
釜戸の火担当になると、隣の人と火を横目で見ながら、自分の火が上手く着かないと試行錯誤する。するとどちらかが、産毛の様な会話を投げかける。
難しいですね…。
これをきっかけに、まるで火を大きくする様に、少しずつ会話が始まり、釜戸チームとして結束し始める。
5時間後、釜戸料理が上手く行き、最後の火でお湯を沸かし美味しい番茶を飲む。ビールに勝る良い笑顔がそこにはあった✨
大人になれば、いろんな癖があり、癖がない人なんていない。無愛想な人もいれば、消極的な人や社交的な人もいる。
しかし、釜戸作業ではお互いに配慮し合いながら、
その時間の共有を楽しむコミュニケーションが生まれる。こんな光景を見るのが大好きだ!
私が教えるコミュニケーションとはこんなカマド・コミュニケーションなんだな、と改めて思う✨
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