参考:宝塚記者会見②目を閉じ顎上げ頭フリフリ対応する姿が何度もあった。
宝塚の記者会見を見ていて気になるのが、記者の質問を聞きながら、目を閉じる動作である。この20分間の動画で何度も目を閉じながら顎を上げて頭を上斜めに振り上げる動作があり、ここまでいろいろなパターンが見られるという点では貴重な動画資料レベルである。
目を閉じる、という仕草にはいくつか意味がある。目がシパシパに乾いた。コンタクトがずれた。目に埃が入ったが擦りたくない。眠い。眩しい。以外に・・・
①取り上げられている内容や状況を見たくない、直視したくない心理⇒避けたい
例えば:部屋を片付けないといけないのだが、めんどくさくてしたくない。それを親から片付けをするように即された時に、よく人はいつもより1~2秒長く目をつぶって返事(対応をする)をする。時には、手で目を覆い隠すようなしぐさや目をこすって「あとでやるよ」と答える。これは、触れられたくない内容が持ち上がったときに見られやすいしぐさである。
その他は
②真実を言っていない。
事実を言っていない時に自分の表情を読まれまいとして目を閉じたりする。
③重要な事実をわざと省略している(欺いている)。
今回の会見では、彼は目を閉じながら”顎を斜め上に上げながら頭を振るような動作”が重要なポイントになる。
顎上げて頭振りながら人の話を聞くというのは、話している内容に対して自分自身が真実を省略しているという後ろめたさを振り払い、これが全てを上手く進めるための真実であると自身を奮い立たせてるようである。つまり省略している事実がありながら、それらを隠し通し、話している内容を相手に信じてもらうために気丈にふるまう時によくみられる動作でもある。頭振る様子は記者会見の初っ端6秒から見られる。フリフリして一生懸命、信頼を得られるように平常心を保とうとしているようにも見える。
④話題が気に入らない。
人は自分の気に入らない話題・質問などが出た際に目をつぶる。そこに顎が上がっている点を含めてみると、真摯に対応している”ポーズ”ですが上記③しか答えないよ!という時に見せる。見分け方は大げさな動作(表情)なのに、答えはずっと言っていることが同じで深みも新たな情報もないという点である。
謝罪会見で、目を閉じて反省の弁を述べる時にも目をつぶる(犯してしまった罪を直視できない、心が痛む状況を目の当たりにしたくないという心理から)ので、複数の非言語を見て分析する必要性ある。
今回は動画の●分●秒を見ればその非言語が見える、という時間提示をしなくても良いほど終始みられるので、注意してみればすぐいくつも見つけれるレベルである。
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目をつぶる、というのは、緊張をしていたのではないか、まじめに考えて答えようとしているのではないか、という分析もあるが、今回の会見はそうではないと判断。みなさんも考えてほしい。ご自身が真剣に考えて受け答えをする時に、彼のような態度をとるのか。100%取らないであろう。目を閉じて人とコミュニケーションをとるというのは傲慢な印象でもあり、そこに顎上げ頭振りも加わっているというのは不快感と相手の存在を無視したコミュニケーションである。ここには誠実さではなく冷たさや何か釈然としない違和感が残り、会見としてはマイナスな影響を残してしまう。何に重きを置いた会見なのかが分かるものでもあった。「宝塚」を守るという使命や責任感が意識の中心にあったと考えるとあのような行動が出たのではないかと推察する。
*この分析は新木の専門的視点からの個人的見解です。
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