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女子大生Q&A#26:なぜ会社を辞めたのですか?

Q: 新木さんのお話の中で外資系の仕事を自信がなかったり、不安があっという理由で退職されたとありました が、どんな事が不安だったのでしょうか。辞める時、怖くなかったですか?


《新木からのお返事》

短大時代から、自信がある自分と心の奥底の部分はいつも不安定で自信が無い自分がいる事に強い違和感がありました。どうにか 自分の中で1つにまとまらないのか、解決方を探していました。学生時代からこのような不一致を感じていた私は、これはいつかきっと大人になったら解決されるだろう、と思っていました。しかし、社会人になっても 解決しない事に動揺しました。良いお給料を頂き、責任をある仕事を任されれるポジションについたら自信が付くだろう思っていましたが、お給料もポジションも当時25歳にしてはとても条件が良く、役職も申し分なかったのですが、満たされる事はありませんでした。ならば、どうやって自信を持つのかが分からなくな りました。このまま自信がないまま年齢を重ねていくのか、不安定な状態でこれからの人生も続くのかと考えた時、とてつもない不安を覚えました。自信がないのに自信がある振 りをする自分、知ったかぶりをする自分、努力をせずホップステップジャンプで成功を夢見る自分、見た目ばかり重視する自 分、そんな自分に疲れ、そして安定した自分になりたいと心から思った日に、ならばちゃんと自分の問題点と向き合おうと思い退職を決意しました。

退職をしたことで、毎日自分はどんな人なのか、何がしたいのか、興味があるのか、自問自答をする日々を送りました。そして興味のあるものに没頭する時間を持ちました。自信とはどのようにつくのかは、退職してから約10年後に自分の経験を持って知る事となるのですが、10年間の経験があったから、自分が求める自信という根っこを作り出す事ができ、そして今、10年間の経験が私を非言語コミュニケーショントレーナーとしての道へと切り拓いてくれています。

退職、それは怖い物ではなく、新たなチャレンジ、新たな可能性の機会であると私は思っています!


*このコラムは女子大学にて講義した際のアンケートに書かれていた質問に対してお答えしています

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