• 新木美代 

表情&声分析:福田財務次官


April 17, 2018

財務省の福田財務次官が女性記者にセクハラ発言をしたと報じられました。テレビ では、沢山のマイクを向けられ歩く先をふさがれる福田財務次官の映像が何度も写 ります。複数のレポーターに囲まれ、質問される人の表情に果たして本音が出るの でしょうか。



*印象分析する時に大切なのは、その人の国籍やどのような文化背景や社会に属し ていた(いる)人なのか、ニュースになった前後の状況、その人の家庭状況や今回 問題があった時の人間関係、状況などを総合的に見ることです。ここでの分析はあ くまでも一時的な状況分析です。


囲まれると笑顔になる?

福田財務次官の笑顔はとても気さくで優しく見えます。記者に囲まれた時も、笑顔 でまた取材か~、と対応をする映像がありました。メディアに囲まれると一瞬笑っ てしまう人がいます。


昔、私が社会人1年目の時、就職した会社がメディアに取り上げられる事があり、 人事からは会社の外に出たら記者に何も話さないようにと通達があったのに、夕方 そんな事を忘れて会社を出たら報道陣がドバッと囲まれて、質問攻めに遭いました。 その時の私は一瞬急にスターになってしまったんじゃ無いかと勘違いをしてしまっ たのか、特大にニマケタ笑顔になってしまったのです。


福田財務次官が、朝トレーナー姿で犬の散歩時を不意に突撃された時は、無意識に 笑ってしまったのではないかと思います。とても気さくで優しげな笑顔でした。

その後別の動画では報道陣に囲まれた彼の顔からは、この報道の大きさを感じたの か、一切笑顔が消えていました。


このことから、最初は事の重大さをあまり意識していなかったことが推測出来ます。

その後の硬い表情の福田財務次官、ある一瞬だけ彼の口角(唇の端っこ)が左側に 真横に引っ張られるように動くシーンがありました。顔の半分だけ、しかも小鼻や 口角だけが動く場合、これは相手を軽蔑や屈辱をしている場合に多く見られます。 前後の流れや表情を見ての私なりの見解は、これは質問を投げかける記者への怒り や軽蔑、そして嘘がばれたときに見せる「チッ、ばれたか、まずいな」のような表 情です。


画像はまた別の場面、下唇を真一文字に中側に入れ込むようにして唇に力を入れて います。これも「まずいことがバレた!」と狼狽しているときの典型的な表情です。 無意識に唇が動くのです。


この2場面から、私は福田財務次官が女性記者なのか、もしくは他の誰かなのかは 分かりませんが、セクハラ発言をしたことは間違いないと判断しました。


言葉遊びなどではありえない

次に声について見ていきたいと思います。 福田財務次官の音声が何度も流れる。聞いていてとても気分が悪くなる物です・・・


財務省が福田財務次官のセクハラについての反論の文章を出し、「女性が接客して くれるお店で言葉遊びをする事もある」と書かれています。


もしそのような場であったとしても彼の話し方、言葉の投げ方と声の抑揚は相手へ の尊重や相手の思いなど全く無視されたもの。まるで相手を試すような、挑発的で 脅すような強引さが聞き取れます。


これは記者の女性や質問を端から相手にしていない状態で発せられている言葉で、「遊び」などではありません。


相手を疎んじて話をそらし退散させる時にこのような高圧的な話し方(内容ではな く)をされる方がいらっしゃいますが、話している側の立場が上の場合は、明確な パワハラでもあります。



もしこの女性記者が私だったら、そしてもしこんな話し方をされたら……

怖さと気持ち悪さ、そのような発言をしていいと彼に判断させた自分自身の在り方 を恥じ、自分と彼への怒りが湧き、心が傷つき、一目散にその場を立ち去りたくな るでしょう。

もしかしたら福田財務次官は意図的に、テクニックとしてこのような態度を取った のかもしれません。

被害者側の言い分を確かだとすれば、非常に微妙な話題に関す る質問をされている席だからです。

このセクハラ発言も入ったこのパワハラの話し方(声のトーンと抑揚)は相手に大 きな精神的ダメージを与えます。

一般の職場であれば、この話し方は立派なパワハラとして厳重注意されるべきです。 周囲が大きな精神的ダメージを受け、本来の能力を発揮出来ずにいる可能性があります。

もし人事の方でこのようなケースを社内に見かけた場合は「口の利き方が乱 暴なだけ」と看過することなく、即刻話し方トレーニングを受けさせるのが良いで しょう。


不幸にもこういうのにあたってしまった若い女性へ

加害者側が記者の女性に名乗り出るように促しているそうですが、果たして名乗り でるでしょうか?


以前、元TBS記者にレイプ告発をされた伊藤詩織さん、彼女の勇気に私はとても 感服しましたが、名乗り出た被害者がまた責められるという二次被害(セカンドレ イプ)があります。 そのような事は決してあってはいけません。


今回の女性記者がどのような思いでメ ディアにこの音声を出したかは分かりませんが、福田財務次官の発言は同じ女性として、とてもとても不快です。立場が上の人間が、その立場を利用して不愉快な発 言をしたら、それはハラスメントなのです。


被害を受けた女性記者が名乗り出ないと立証できないと言われていますが、福田財 務次官がどんな人なのかを世に知らしめる事は成功したと思います。


若い女性はなかなか失礼な発言に対しての反論などができず、そこから動けず、何 も言えずに居る事で傷ついてしまったり、嫌な思いをする事があるかと思います。


そんなときは、時計や携帯をハッと見て、「ごめんなさい、私連絡をしなきゃいけ ない事があったんです」とその場から自分を引き離したり、と自分の身を守るアク ションを起こしてみてください。


また、わたしの講座では、そもそもそんな事を言わせないように、自分の価値を上 げていくノウハウもお伝えしています。 今回のケースに限らず、こんな風に貶められる状況はまだまだなくなりそうにあり ませんが、女性も男性も協力して、皆が輝ける社会にしていきましょう!

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