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表情癖の誤解



表情は日々の心理状態で作られている。つまり、毎日の心理状態が表情筋の筋トレとなる。

これはボディービルダーが筋肉を鍛えていると、いつも肩がもりあがっているというように鍛えた筋肉が平常時も盛り上がった状態になっている感じである。


毎日表情筋を鍛えていると、時には誤解を呼ぶことがある。例えば、怒っていないのに「起こっているの?」と言われる時は、常に眉間に皺を寄せる癖が定着している可能性が高い。


今回はそんな表情の癖がよんだ誤解を相撲界のニュースで推察する。

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急に頬を叩かれた人の反応はいったいどんなものなのか、私なりの表情分析をしてみました。相撲界を騒がせている貴ノ岩関が受けた暴行事件のニュースで気になった点は、注意をされた貴ノ岩の態度が問題であった、睨み付けた、とのこと。



もし急に頬を打たれたら人はどんな反応を起こすでしょうか。

一瞬何が起こったのか分からずにキョトンとすると同時に、一気に顔に血が上ぼり、驚き(ショック)、顔を打たれた事への恥ずかしさ、どうして急に打たれないといけないのかという怒り、もしかしたらまずい態度を取って相手を怒らせてしまったという後悔、どのような表情をして対応したらいいのか、など一瞬にして沢山の感情が貴ノ岩関の身に起こり、心も体もパニック状態であったことが想像出来ます。映画のインサイドヘッドのように、誰が表に立って、それを対処するのか、頭の中では大騒ぎだったはず。体が緊急事態!とアラートを出して、心臓がバクバクしていたことでしょう。

元横綱日馬富士が、注意して平手打ちをしたら「睨み付けてきた」。この時に貴ノ岩が謝っていればこんな事にならなかった、という相撲協会?の方が話しているニュースを見て、いや。。。人って急に謝れる時もあるけど、パニックを起こしたら謝るという判断を下して行動に直ぐに移せない状態(思考も体が思うように動かない)ってあるよね・・・・。もしくは、理不尽であった場合、「なんで打つんだ!」という感情が先に出て、とっさに睨み付けてしまう可能性もある。


お相撲さんの顔を思い出して欲しいのですが、ちゃんこと鍛錬された体で、と~ってもグラマラスボディーをしています。そして大体のお相撲さんの目はグラマラスになった事で瞼が膨らみ一重になり目が細くなり「目が据わったような」印象になります。これは冷静という印象も与えますが、目に鋭さがあるので、怖さ、そして簡単に睨み付けた印象が先に出やすいかと思います。そしてお相撲さんが歩いている姿をテレビで見ると必ず顎が上がりのけぞったように歩いています。これは体格がそうさせているのでしょうが、少々肩で後ろにそって歩くのを一般人がしたら、これも好印象とは言えません。


さて、この特有の目が座ったような形の目をもったお相撲さんが、急に打たれた時の顔、そして数秒後には頭と体でパニックが巻き起こっている時の顔を皆さん想像できますか?きっといくつもの困惑した顔、驚いた顔など、いくつもの表情が出ていたでしょう。漫画みたいにずっと驚いていた顔や睨み付けていた顔だけがあった訳ではないと思います。


もしこれが自分だったらどんな表情をしていると思いますか?


きっとどんな表情をして良いのか分からない、というのが本当の所だと思います。


どんな表情をして良いか分からない、+自分の態度、失言?で人を怒らせてしまい怒られている時の「顔」は、実は睨み付けているかのような反抗的な態度の顔の表情に似ている「頭が真っ白+恐怖」を感じている時の表情がある事を身をもって知りました。

それは私が息子に怒ったとき、息子が見せた表情から学んだ事があります。

息子が一年生の時、学校からは大量の宿題があり、それをこなす事が日々親子でストレスになっていたある日。宿題をグズグズする息子にイライラし始めていた私。


イライラを小出しにしていた事で、息子はきっと「ママがイライラし始めた、大変だ!」とプチパニックをしていたはずです。案の定、プチパニックの息子は思うように宿題が進まず、間違えを幾度も繰り返し2時間かけていました。それを真横で見ていた私は、大噴火をするのですが、その時の息子の顔が反感を持ったような顔に見えたのです。私を見る目も瞼が落ち、目が座わり、目が細くなり、頬骨が上がり、不服なときにある上唇の力がなく、頬骨から下がどーんと下に落ちていました。今はこうして分析して書いていますが、その時は一瞬です。そんな顔をみて私は息子に「なんかママに文句があるの?なんなのその顔は!!!」と言った事があります。


でも実は、息子は私の大噴火を察知し怯え、そしてとうとう大噴火した事に大パニックを起こしていたのです。「どうしよう!やっちゃった!!」うまくやろうとしたけど、上手くいかない。泣くと怒られるかも。僕はどうしたらいいんだ!!と。無力感、罪悪間、緊張とパニック、恐怖が彼の小さな体の中でごちゃ混ぜだったはずです。その表情が反感を持った、不服があるような顔に私はその時はそう見えたのです。


まだ幼い息子が、大噴火の前後の私のイライラ、その大噴火の瞬間、その猛威が自分に襲いかかっている心理状態を考えると、あれは大パニックした時の顔なんだと後から気がつき、自分自身に驚きました。まさか!!あの表情は1種の恐怖とパニック、緊張など頭が真っ白を感じたときの表情だ!!!私は何を勉強していたんだ!!!パニック映画のように目を見開き口を開ける事もありますが、違う状況下の場合は、このように目が据わり上唇の力が抜け下がる事もあるのです。


この状態に陥ったかたならご記憶があると思いますが、もうどう対応していいか分からないから、ただただだまり、相手を見るしか術が無い事もあるのです。


そうだよね、怖かったら、全部が硬直するしパニックするよね。自分の大爆発や、彼の表情を勘違いしていた事、自分の行動に猛省したのを覚えています。


この経験から貴ノ岩関のニュースをみていて、もしかしたら彼は本当にただ見ていただけかもしれない。。。。息子の表情と同じような表情をしていたので??別に貴ノ岩関の肩を持つとかそう言うのではありませんが、人の表情はとても複雑です。


なので元横綱日馬富士はその表情を読み間違えた可能性もあるかも?

ニュースの情報だけですと、あまり良好な関係ではなかったりと最初から不協和音があれば、読み間違える可能性は高いです。不協和音があるから実は本当に睨み付けた可能性もあります。

あんな他の力士に沢山囲まれていて、味方がいない状態だったら緊張したのでは?

緊張と恐怖心を抱いている時も不服があるような表情をします。一種の仏頂面のような表情です。

表情は複合的に見ますが、反感・不服・反発心がある場合は上唇がめくれたり、鼻のあたりや、どちらかの口角が薄ら上がったりと微表情という物が一瞬表れます。表情を作る筋肉に力がどこかしらか入ります。もちろん上唇に力が入らない場合でも怒りがある時もあるでしょう(この場合は同時に瞬きの時間、目をつぶっている時間が少し長い動作が入ると私は考えています。)

つまり・・・本当の所は、本人にしか分からない!という事と、本当にただ見ていただけなら、実は本人もどうして相手がそんなに怒ったのか、ただ見ていただけなのに・・・相手には睨み付けたメッセージとして伝達されていたことに驚くでしょう。実は自分の目の形や長年の日常生活から癖を付けた表情の癖が誤解を生む事が沢山あります。

表情分析とは、ただ1つのサインで人を判断する事は危険である。複合的に、ボディーランゲージや文化的背景、状況の前後関係など総合的に判断するのが望ましいと言われています。

これからも非言語コミュニケーションを追求していきたい!そのためにもっと勉強をして参ります!

私流の表情分析については今日はここまで!!

また気になる事があれば書いて行きたいと思います。ではステキな1日を!

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